とりあえず
享保十三戌申年八月

 信州三浦山境見廻の節相建杭木并木場書の場所書付



  入口木屋は

 小屋ばの向左より小谷少水出又壱丁程行

 て小谷又三四丁行小谷是ハ水多し

 右直ニ五六間ノ滝有

 夫(より)三町程行右より出ル壱ツ谷有 少有

 其次ニ一ツ水なしくらい三丁程行

 右より出ル水有 二段滝六拾間程

 三ノ滝少長し 但一つヾき

 左より出るさかをとし谷少水有

 夫(より)引続沢二つ出ル おくのハ水なしくらい

 則魚留壱丁程下

 魚留■三拾間共見ヘル二十間共見(ヘ)ル

 百間■と□■上ノ木共ニ方角共ニ

 魚留より直ニ上ニ山廻り三ヶ所

 二番ノ山廻りノ向ニ右より小谷一つ出ル

 水有 山廻皆々左

 四つ樽下ニ左よりから谷少水

 四つ樽一番八間ほど 二弐三間

 右よほどの谷 是わ□いかと□百□

      此上ニ山廻り右の方左ハいかが

 其先左より弐つ上てノ谷ハ少水多し(つうとつ木屋)



一壱番  本枕

  但南面三浦山小郷山飛州の

  三合也 是より弐番の杭まで

  三拾間程 いづれも地□の内

  木そ丸き内ニ王字の

  木口印交打之

一弐番  本杭

  但北面八町坂の内 桧切かぶニ

  記ス 下り右ヶ輪 上り左ヶ輪

  是より三番の杭迄四町四拾間

  ほど木口印打

 一八町坂の内桧立枯株ニ境書付

  壱町弐十間ほど

一三番 本杭

  但南面八町坂の内上り