小郷(加子母)の大杉
天然記念物加子母の杉
大きさ 平成元年3月29日計測
高 さ 30.8m
目通り 13.0m
根回り 20.0m
この大杉は、樹齢千数百年と言い伝えられています。長い年月の間にいく度かの風、雪、雷、自身など天地自然の災いに耐えて生き抜いてきていますが、これらの害により折れたと思われる幹の上部は、4平方メートル程の平面となって樹皮で覆われています。昭和のはじめ大雪のためこの上部より折れ落ちた枝の年輪が800年余まで数えられました。また、他所の大木の樹齢と比べ言い伝えよりさらに古木であろうと推定されます。
建久五年(1,194年)源頼朝が、この地より西方約300mにあった老朽著しい地蔵堂に立ち寄り、この大杉を指して、この大木の下に地蔵堂を安置するよう告げたと言われる地蔵尊は、大杉地蔵尊として栄え、大願王地蔵尊として、何事もお聞き下さると言い伝えられています。
大正13年国の天然記念物に指定され、昭和50年3月に保存工事を施すなど村により大切に保護されています。
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